これまで印象派絵画や浮世絵などの複製画を制作してきたMOSHA-PROで、
新たに瀬戸市出身のアーティスト・杉山大介氏とのコラボレーションが実現しました。
現代アート作品の複製画制作は、プロジェクト初となる試みです。

杉山氏は仏教思想をベースとするアーティストで、着物や和紙などの繊維で作られた素材と
工業用インクジェットプリンターを用いて奥行きまで表現する独自の技法による平面作品を制作しています。

今回、杉山氏の作品群の中でも光の表現が特徴的な『Dance after the rain』の「模写」に挑戦しました。

MOSHA-PRO×杉山大介

『Dance after the rain』を手がけるにあたり、MOSHA-PROが得意とする特色分解の技術を駆使し、雨上がりの光の反射や、作品を彩る幻想的な色使いを徹底的に追求しました。

杉山氏には実際に印刷現場に立ち会っていただき、色合わせについて印刷メンバーと意見交換を重ね、特色である紫色の赤みの調整を繰り返すなど細部のニュアンスまでこだわりました。

*特色・・・CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)で表されるプロセスカラーでは再現ができない色味を表現するために、あらかじめ調合されていたり、何色ものインキをかけ合わせて特別に作られたインキのこと。

MOSHA-COLLE×杉山大介

MOSHA-PROで制作した『Dance after the rain』を日々の暮らしの中でも気軽に楽しんでいただくために、アート雑貨をご用意いたしました。

複製画を使用したさまざまに形を変えるアートを楽しめます。グラビア印刷で作品を「模写」したフィルムならではの風合い・性質や、作品を切り取る箇所によって生まれる幻想的な色合いが魅力のひとつです。

杉山大介PROFILE

愛知県瀬戸市出身。
名古屋の2つの広告会社で9年間デザイナーとして勤務。

2019年に独学で美術家に転向。

「光と闇、あるいは生と死の境界がいかに多面的でありうるのか」という問いそのものを、着物やリネン・和紙等に工業用インクジェットプリンターで3Dドローイングの特殊印刷を行う技法を用いて作品を制作することで表現している。

【個展】

2022 「死と平和」ギャラリーMenio、名古屋

【グループ展】

2021年FACE展2021、SOMPO美術館、東京

2020全日本アートサロン絵画大賞展、国立新美術館、東京

【受賞歴】

2020年 FACE2021 入選

2019年 全日本アートサロン絵画大賞展 入選

【コレクション】

大和グラビヤ株式会社

株式会社新東通信

URL:https://daisukesugiyama.com/

Dance after the rain

『Dance after the rain』は2023年5月5日に世界保健機関(WHO)の新型コロナの緊急事態宣言終了後の、人と人の接し方、つながり方が変化するなかでの気分や有り様を、ドローイングとジェネラティブAIを使って表現している。作中に見える花はジェネラティブAIを用いて仏教画の様式で描画。杉山はジェネラティブAIを仏教の概念である「縁起(他との関係が縁となって生起するということ)」「無我(本質を持ちそれによって自らを独力で成り立たせられるようなものは存在しない)の象徴として制作に組み込んでいる。

杉山大介「Dance after the rain」